転職活動

派遣で働いて身につく能力

お給料が低くルーチンワーク、ここまでの内容だと得るものがないと思われてしまう派遣ですが、

いくつか身につく能力があると思ったので書きます。

派遣をしていた当時は気づくことができませんでしたが、振り返ってみると得るものはあったなあと。

正社員1社で勤めあげていたら私はきっと気付けなかっただろうなと思います。

目次

環境適応性が鍛えられる

派遣はいわば、派遣先に入る転校生のようなもの。

新しい環境に身を置き、そこで人間関係を作っていくことが必要になります。

正社員で働いていても、異動などで職場を移ることはあります。

しかし、異動ならば同じ会社の人という条件で関係を構築することができます。

派遣の場合、派遣先とは別会社の人間ですので、他の会社の人という条件で関係を構築することになり、少し難易度は高いです。

難易度の高い転校生で環境にどうなじんでいくか、試行錯誤して鍛えられると思います。

多様な価値観を知ることができる

派遣をしている人にはさまざまな背景があります。

いつかは正社員になりたい人(不本意で派遣で働いている)、

趣味の時間を捻出したいから派遣で働いている人

色々な仕事を経験したい人(定期的に仕事を変えたい)

家事・育児の関係で時短で働きたい人

派遣のほうが気楽に働けるから選んでいる人(単位時間のお給料は派遣のほうが高く、正社員登用は断っている)

さまざまな人がいました。

派遣同士で仲良くなることも多く、いろいろとお話を聞きました。

仕事に対するモチベーションは異なるし、描くキャリアも異なります。

私自身が不本意で派遣をしていたため

派遣の人はみんな正社員になりたがっているものと画一的な見方をしていたので

多様な働き方を知るよい機会となりました。

指示される側の気持ちを知っている

将来転職して正社員で働くことになったら、ゆくゆくは人を動かす立場になります。

人を動かすようになったら派遣社員に指示を出すことにもなるでしょう。

自分が派遣だった時、ルーチンばっかだとやる気なくなりませんでしたか。

時給上がらなかったら職場変えたいなと思いませんでしたか。

派遣で働いていた時の悩みを思い出して、それを指示を出す立場から改善していけると思います。

他の会社を知っている(派遣先を変えた場合、転職した場合)

別の会社を知っているというのは強みになります。

大企業では同じ会社で新卒からずっと働いている人が多く、他社を知らない人が多くいます。

一社しか知らないというのは、悪く言えば井の中の蛙になりかねません。

今の働き方は当然なのか、今のやり方は正しいのか、仕事のレベルは適当なのか、

比較対象がないため疑問をもつことすら難しいかもしれないです。

他の会社を知っていれば、判断することができます。

また、他の会社を知らないと、

会社を辞めたくなっても転職したことがなく、外に出るのが怖いと思ってしまうかもしれない。

職場を変えるという経験を0から1にしておけばそんな不安もなくなるでしょう。

正社員から外れてもやっていけるという感覚

派遣という働き方にマイナスなイメージがついています。

正社員じゃなくなる。。。ということに恐れを抱いてしまうことも多いでしょう。

その中で一度正社員じゃないということを経験しているのは強いです。

正社員じゃなくてもやっていける、やれたんだ!というのは自信につながります。

正社員で働いていて辞めるか真剣に悩むときもあるでしょう。

病気になるぐらいストレスなら辞めてしまおう、なんかあったら派遣に戻るだけ、

と思って働けば少し気が楽になるかもしれません。