研究職派遣

研究職派遣から正社員転職するときの職務経歴書の書き方

研究職派遣の職務経歴書は、「派遣元」「派遣先」「担当業務内容」「使用技術」「成果・工夫点」などを具体的に書くことがポイントです。

以下にテンプレートと例文を交えて説明します。

基本構成
職務要約(これまでの経験の総まとめ)

職務経歴の詳細(各派遣先ごとに記載)

保有スキル・使用機器

自己PR・アピールポイント

テンプレート(研究職派遣用)

職務要約(3~5行)
例:

    製薬・化学業界において、3年間にわたり研究補助・分析業務に従事してまいりました。HPLC・GCを用いた定量分析や、試験データの集計・報告書作成などを担当。複数の派遣先で迅速に業務を習得し、現場の即戦力として評価をいただいています。

    職務経歴
    【派遣元】WDB株式会社(雇用形態:正社員型派遣)
    【派遣先】〇〇製薬株式会社 研究開発部門
    勤務期間:2022年4月 ~ 2024年3月(2年間)

      業務内容:

      新薬候補化合物の定量分析(HPLC、UV、LC-MS)

      分析用試薬・試料の調整、機器のメンテナンス

      試験データのExcelによる集計、報告書のドラフト作成

      SOP(標準操作手順書)に基づいた作業記録の作成

      使用機器・ソフト:

      HPLC

      LC-MS

      Excel、Word、LIMS

      成果・工夫:

      分析業務の作業効率を改善するため、試薬のラベリング方法を提案・導入

      繁忙期に新しい分析項目を3日以内に習得し、現場に即対応

      (※複数派遣先がある場合は、同じ形式で並べて記載)

      保有スキル・知識
      化学分析(HPLC、GC、LC-MS)

        微生物試験、品質管理(GMP下)

        データ処理・レポート作成(Excel/Word)

        試薬管理、機器メンテナンス

        自己PR
        研究職派遣として複数の現場を経験しており、現場ごとのルールや文化にすばやく適応する力があります。未経験業務にも積極的にチャレンジし、分析手法やレポート作成の習得も短期間で行いました。今後は正社員として研究・開発業務により深く関わり、専門性を高めていきたいと考えております。

          重要なポイント
          派遣元・派遣先をどちらも書く(ごまかさない)

          派遣でも「やってきたこと」は自信を持って具体的に書く

          専門用語・使用機器はしっかり明記する

          ただの作業員でなく、「考えて動いたこと」「成果」を必ず入れる